危険な運転による疲労
皆さんも、受験前や試験の前日あるいは、数日前から勉強に集中し、ろくに睡眠がとれなかった経験があるのではないでしょうか。
社会人になっても、夜更かしすることは多く、会社や友人の付き合いで飲み会やカラオケなど、羽目を外して朝帰りといった方も少なくありません。
車を運転する際、こうした寝不足は、疲労の大きな原因となり、危険を回避する判断力が鈍くなってしまいます。
睡眠や疲労が重なってしまうと、車を運転する際に、急ぐ余りにスピードを出し過ぎてしまったり注意散漫になり、事故を起こしやすくなります。
増えている危険運転による事故
最近では、テレビやインターネットなどで、危険運転による事故やトラブルのニュースを、よく見かけるようになりました。
これは、決して急激に、危険運転が増えたのではなく、車載カメラの画像やスマホの普及により、状況証拠がはっきりと確認できるようになってきたためです。
危険運転とは、薬物の使用や飲酒運転、通行の妨害行為や危険行為など、第三者に対して重大な危険を生じさせる行為のことです。
現在は、こうした危険行為による罰則が重くなり、危険運転致死傷罪が適用される場合もあります。
過労運転も、こうした危険運転にみなされる場合もありますので、十分に注意しなければなりません。
長距離運転で気をつけたい車の運転疲れ
以前、トラックやバスなど、長距離運転手の過労運転が問題になりましたが、行政の指導もあってか、最近では無理な運転をさせない風潮が浸透してきました。
ただし、気をつけておかなければならないのが、私たち一般の運転手たちです。
というのも、ゴールデンウイークなどを始め、連休などに家族サービスで、車で旅行に出かけることも多いからです。
そこでまず気をつけてほしいのが、「運転疲れ」を認識するということです。あくびや目の疲れは、こうした運転疲れの黄色信号で、精神的な疲労の蓄積により、認知力・判断力・操作力が鈍くなり事故も起こしやすくなります。
誰にでもできる運転前のチェック
まず、長距離を運転する前日には、早く寝ることを心がけておきましょう。
もちろん、アルコール類は控えておきます。
飲み過ぎると、かえって眠れなくなる場合もあり、何よりもアルコールが残ってしまい、印象ん、の危険性があるからです。
車の整備などは、なるべく数日前に終えておきます。
車をあまり運転されない方は、バッテリー上がりの危険があり、ラジエーターの水が減っていれば、オーバーヒート原因になってしまうからです。
また、ウオッシャ―の確認・オイルの交換は大丈夫なのかも確認しておきましょう。
ドライブ中の注意点としては、渋滞中は追突事故が起こりやすいということを、頭に入れておいてほしいという点です。