子どもと夜の動物園へ

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よこはま動物園のナイトズー

毎年8月半ばに実施されている、よこはま動物園(ズーラシア)のナイトズー。
開園時間が夜8時30分まで延長され、日が沈んで暗くなった環境で動物の鑑賞を楽しむことができるイベントです。
単にいつもと違う薄暗い動物園を歩き回るだけでもドキドキするうえに、普段は見ることができない動物たちの「夜の一面」を垣間見ることができるのが何よりも魅力です。
昼間はずっと寝ているような夜行性の動物の、活動的な一面を見る機会も得られますし、夜に動物が活動している様子そのものもドキドキしてくる魅力にあふれています。

なお、神奈川県ではよこはま動物園だけでなく野毛山動物園と金沢動物園でも同時期に夜間の開園を行っています。
ちょっと欲張って、複数の動物園で夜の雰囲気を味わってみるのもよいかもしれません。
そんな神奈川県の夜の夜間開園の中でも、よこはま動物園は別格の人気といった感じで多くの人が訪れます。
人気の高い動物ともなると、人だかりができることも多いのがちょっと注意点になるかもしれません。

ナイトズーでは、園内でいろいろなイベントが実施されています。
2023年では日没後に園内各所にイルミネーションが点灯されて幻想的な雰囲気になっていましたし、キッチンカーやコンサートなども行われていました。
動物によっては飼育員の餌やりを見たり、説明を聞いたりする機会もあっていつもよりも動物を身近に感じることができるのも魅力です。
小さいお子さんなら、きっと興奮することでしょう。
なお、ナイトズーは基本的に特別な料金は必要なく、通常の入園料で入園できます。

ナイトズーで見られるもの

さきほど挙げたイルミネーションやコンサートなどのイベントなどが見られますが、やはりメインは動物たちでしょう。
特筆すべきはホッキョクグマで、もともと寒い地域に生息している動物ということもあって夏季期間中は暑さ対策のために公開が制限されているのですが、ナイトズーの期間中は見ることができます。
さらに肉食動物たちが昼間よりも活発になることが多く、チーターが走り回るシーンなんかを見ることができるかもしれません。
ライオンの吠え声を聞ける可能性もあります。

イベントに関してはタイムテーブル・イベントスケジュールがあらかじめ公開されているため、見たいものがある場合にはそのスケジュールに合わせて場所取りなどを意識するとよいでしょう。
飼育員による餌やりや説明(ガイド)ではとくにこの点に注意が必要で、ライオンやホッキョクグマ、オカピ、アムールヒョウといった人気動物のガイドともなると多くの人が集まるため、出遅れてしまうと見られるものが見られなくなってしまう可能性も出てきます。

あともうひとつ、見られるものではなく「見られない」ものですが、もともと夜間用の施設ではないために日が沈んだ後は園内がかなり暗くなります。
小さいお子さんを連れて行く場合には、見失って迷子にならないように気をつけてください。