結婚して良かったと思うこと
結婚は墓場などという言葉もありますが、僕は結婚して良かったと思えることがたくさんあります。
>>[先輩に聞きました]「結婚してよかった」瞬間と気持ちの変化
旅行好きな僕は、家族ができたら一緒に旅行に行きたいと思っていました。
実際に結婚して子供が出来てからも、家族と大好きな旅行に行っていますし、今までにもたくさんの思い出を作ってきました。
これからも家族と一緒にいろんなところに旅行に行きたいと思っていますが、こんな気持ちになれたのも結婚したからこそです。
僕たち夫婦は子供も呆れるくらい仲がいいと言われます。
周囲からも言われますが、決して惚気ではなくこれも結婚して良かったと思える理由の一つです。
僕が結婚して良かったと思えるエピソードを紹介しましょう。
油断してもサポートしてもらえる
学生時代から頭痛持ちだった僕は、旅行中にも突然たまが痛くなることが多いのでいつも鎮痛剤を持ち歩くようにしています。
妻も念のためと鎮痛剤をバッグに入れていますが、あるときピンチになったことがありました。
まだ結婚したばかりで息子が産まれる前の話です。
いつものように2人で近場を旅行していたのですが、勘違いから鎮痛剤を切らしていることに気がつかなかったのです。
運悪く妻もいつも持ち歩くバッグとは違うバッグを持ってきたため、鎮痛剤を入れ忘れていました。
頭痛持ちの人ならお分かりいただけると思いますが、一度偏頭痛が始まると我慢していても一向によくならず、むしろ悪化します。
こういうときは我慢せず鎮痛剤を飲んで安静にしているのが一番なのです。
ところがそのときは2人とも鎮痛剤を持っておらず、完全に油断していました。
妻も申し訳ないと言ってくれましたが、こればかりはどうしようもありません。
近くにはお店もないし、救急車を呼ぶのもなんとなく悪い気がしてとりあえず宿まで戻ることにしました。
無言が嬉しいこともある
偏頭痛がひどくなるとこめかみの激痛だけでなく、光を見るだけで気分が悪くなり吐き気をもよおします。
鎮痛剤がないという不安もあって、僕の具合はどんどん悪くなっていきました。
せっかくの旅行を台無しにしてしまい申し訳ないと思いつつ、実際はそんな余裕もなくその場にしゃがみこむしかできません。
僕の状態を理解してくれていた妻は、こういう時無言で支えてくれます。
大丈夫か?と確認することもなく、ただ無言で肩を貸してくれなんとか旅館まで戻りました。
幸い旅館で鎮痛剤をもらうことができ、頭を冷やすための氷も用意してもらえました。
ひどい激痛で食事もまだだったため、妻が旅館の人に無理をいって食べやすい雑炊を作ってもらっていたのです。
その間ずっと妻は無言で支えてくれていました。
吐き気をもよおす頭痛のときは、喋るのも辛いことを知っているからです。
薬が効いてきて、冷やしたことでこめかみのズキズキも消えたころに、タイミングよく雑炊が出てきたときは本当に妻に感謝しました。
もちろん旅館の人にも感謝です。
支えられているという実感
僕にとっても妻にとっても散々なプチ旅行でしたが、今ではいい思い出です。
この時は本当に妻に感謝しましたし、この人と結婚してよかったと思えました。
支えていることをアピールしなくても、言葉などなくてもちゃんと伝わるのもすごいなと思いますし、そういう関係を築けたことを嬉しく思います。
弱みを見せてもいいと思える
本当ならかなりカッコ悪いところを見せているので、呆れられたり嫌われたりしてもおかしくないのに、妻は笑ったり馬鹿にしたりすることもなく、本当に頭が上がりません。
できることなら弱みは見せたくないと思うのも男というものですが、弱みを見せられる人が居るというのも本心ではありがたいしホッとしています。
偏頭痛は未だに解消されていませんが、あの一件以来鎮痛剤は欠かさず持ち歩くようにしています。
妻もカバンに小分けにして予備の鎮痛剤を持ち歩いてくれています。
こういうさりげない気遣いができる人と結婚できて本当に良かったです。
何気ないことなんだけどそれがまた嬉しいのも事実、妻だけには弱やカッコ悪い自分を見せられるのが心の拠り所となっています。