子どもに包丁の使い方を教えました

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包丁の刃の種類について

一般的に出回っている包丁には、もっとも一般的な鉄製の刃を使用したものに加えてステンレス製、セラミック製などがあります。
セラミック製はとても切れ味に優れている一方で子どもに使わせるにはちょっと心配、ステンレス製は切れ味はあまりよくないけどその分危険性が少ないと言われています。
それほど心配する必要はないのかもしれませんが、子どもに包丁の使い方を教える際にステンレス製を使ってみました。
刃先に丸みがあるなど、子供向け用の包丁などもあるのでそれを使ってみるのもよいでしょう。

あともうひとつ、包丁には右利き用と左利き用があります。
どうしても右利きの人が多いので右利き用を使うのが当たり前の印象がありますが、お子さんが左利きの場合は左利き用の包丁を用意するようにしましょう。

安全な包丁の持ち方を心がける

包丁で食材を切る時には、食材に添える手は必ず猫の手にすることはよく知られていますが、包丁そのものの持ち方も重要です。
単に握って持つのではなく、用途に合わせて適切な持ち方をすることで、安全性が高まるだけでなく疲れずに包丁を使い続けることができるようになります。

基本的な持ち方は、中指を柄の付け根の部分に引っ掛ける形で持つ方法です。
それによって安定して包丁を持つことができます。
もうひとつは、中指・薬指・小指で柄をしっかりと握った状態で親指と人差し指で包丁の柄の付け根部分を挟み込む持ち方です。
さらに、刃渡りの長い包丁を使う時には人差し指を伸ばして包丁の背に抑える形で持つ方法もあります。

包丁の置き場所

調理中に包丁を使わないときには安全な場所に置くことが大事です。
ポイントは刃を外に向けて置くことで、内側に向けておくといろいろと他の作業をやっている間に手がうっかり触れて切れてしまう恐れがあります。
ただ、刃を外側に向けた状態からまた持つときにうっかり刃に触れてしまわないよう、しっかりと注意しておきましょう。

包丁の基本的な切り方もしっかり説明する

どうやって切るのかですが、まず基本となるのが、上から押さえつけて切るのではなく、前後に動かして切るという点です。
慣れないとどうしても力任せに切ろうとしてしまいますから、刃を前後に引きながら切る感覚を身につけさせるようにしましょう。
そのためにも、包丁を食材に対して垂直に当てる、そしてもう一方の手を「猫の手」の形で食材を押さえて前後に刃を動かします。
この包丁を前後に押したり引いたりする感覚を身につけさせていきます。

食材が固くてうまく切れない、そんなときには包丁を滑らせるようにして、あまり力を入れずに動かすのがコツです。
どうしても子どもは刃の下に指をいれ、食材から引き離そうとしてしまう傾向がありますから、落ち着いてゆっくりと包丁を動かして離す方法をしっかりと教えましょう。
あまり口出しせずに基本的には子どもに任せ、うまくいかないときや危ないときにアドバイスをする、くらいの感覚でやってみるとよいでしょう。