旅先で自然災害に遭ってしまったらどうしたらいいの?

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いざという時の防災グッズを揃えておく

豪雨や土砂災害が各地で相次いでいる現代では、旅先で遭遇するかもというのも現実的なリスクとして捉えておく必要が出ています。
そんな対策のポイントとなるのが、やっぱり防災グッズです。
自分だけでなく家族の身の安全を確保するためにも、基本的な防災グッズはどこへ出かける場合でも用意しておきましょう。

必須の防災グッズとは、旅先に持参するだけでなく、旅先でつねに携帯するグッズのことです。
まず現代の旅行者にとって必需品と言えるのが、USB充電器とモバイルバッテリーです。
もし災害が起こって移動がままならない状況になったとき、何が起こっているのか、どんな状況にあるのかスマホで確認するためにも、これは必ず使える状況で用意しておきましょう。

それからごみ袋は、万一の災害のときに役立ってくれる意外に侮れないアイテムです。
例えば豪雨の際には濡れたら困るものをまとめて入れておくことができますし、いざとなったら雨合羽にも使えます。
孤立した環境に置かれてしまったときに水入れに使うこともできますし、いざとなったらトイレとしても使えます。
ですから、一枚ではなく必ず複数枚用意しておくようにしましょう。

もし健康状態に不安がある場合には、薬も用意しておきましょう。
常備薬はもちろん、お腹を壊した時のために下痢薬などを用意しておくのもよいかもしれません。
持病がある場合には、お薬手帳を用意しておくと万全です。
万一スマホが通じない環境で体調が悪くなった場合、どの薬を飲めばいいのかわからなくなる可能性もあるからです。

あとはお金と栄養補給できるものも必要です。
鉄道やバスが停まってタクシーを使わなければならないケースも出てきますし、その地で宿泊する必要も出てきます。
カードはもちろんのこと、現金もある程度用意しておきたいところです。

栄養補給にはチョコレートや飴など場所を採らずに気軽に食べられるものを用意しておきましょう。
精神的に落ち着く効果も期待できます。
あとはやはり、防災グッズではありませんが健康保険証は欠かせません。

旅先で必ずチェックしておきたいポイント

まず基本が避難場所の確認で、とくに海に近い地域では津波から身を守るためにも必ず避難場所を確認しておきましょう。
電柱や観光案内板などに表記されているはずです。

それから宿泊先の非常口もチェックしましょう。
建物の中で自然災害と遭遇した時には、どうしても焦って通常の出入り口から脱出を図ってしまいがちです。
しかし、火災が生じた時などに通常の出入り口に人が殺到すると非常に危険です。
落ち着いて非常口から脱出するためにも、あらかじめ場所を確認しておきましょう。

これらのチェックポイントは、実際に自然災害と遭遇してしまったときに速やかに安全な行動をとれるだけでなく、精神的な落ち着きを持って行動できる点でも非常に重要です。
とくに小さいお子さんがいる場合には、まず大人が落ち着いていないと子どもが不安になってしまいますから、自然災害への準備・心構えを忘れないようにしましょう。