ネットを使った予約は要注意

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キャンセルできない・キャンセルしたら解約料を請求された

旅行の予約はネット予約がとても便利で、わざわざ旅行会社の代理店に出向く必要もなく、自宅でツアーの内容や宿泊施設の情報をチェックしたうえでそのまま予約することができます。
いったんこのやり方に慣れてしまうと、ほかのやり方は考えられなくなってしまうほどです。
しかし、便利だからこそのトラブルもよく見られます。
その中でもっとも多いのが、キャンセルに伴うトラブルです。

キャンセルしないに越したことはないわけですが、どうしてもやむを得ない事情でせざるを得ないケースも出てきます。
例えば子どもが体調を崩して行けなくなった、親が急な仕事の要件が入って行けなくなった、などです。
さらには、台風をはじめとした自然災害の影響でとても旅行できない状況になってしまうケースも考えられます。

そんなときにもキャンセルができない、あるいは、キャンセルしたら高額のキャンセル料を請求されてしまうケースがあるのです。
とくに厄介なのは、キャンセルしようと連絡しても一向に返事が来ないケースです。
そうしている間に旅行の予定日が近づいてしまい、キャンセルしようにもできない状況に追い込まれてしまう、なんてこともあります。

キャンセルするならある程度のキャンセル料を支払うのは仕方がない面もありますが、明らかに納得がいかないキャンセル料を請求されることもあります。
先程の例では、2週間前までにキャンセルすればキャンセル料が発生しなかったのに、旅行会社の返事が遅れたばかりに旅行日まで2週間を切ってしまったタイミングでキャンセルせざるを得なくなってしまったのでキャンセル料が発生する、というケースが挙げられます。
ほかにも、いろいろと言い訳をつけて高額のキャンセル料を請求してくるケースも見られます。

こうしたトラブルではまず自衛が大事

このようなトラブルを避けるためには、まずやはり自衛の意識が欠かせません。
申し込む旅行会社や旅行代理店、宿泊施設が信用できるところかどうか、ネットでの申し込みは怪しい業者に引っかかりやすいリスクだけでなく、事前にいろいろな情報をチェックして評判を確認できるメリットもあります。
とくに旅行関連では口コミ情報をたくさん見つけることができるので、「ここなら大丈夫」と確信できるところを利用するようにしましょう。

また悪徳な業者ではなくても、格安の料金設定のツアーや宿泊施設などではキャンセル規定がとくに厳しく設定されている傾向があるので要注意です。
キャンセルする時になって「そんな話は聞いていない」は通じないので、要注意です。
ただし、明らかに先方に問題がある状況で高額な料金の請求などに悩まされてしまったら、消費者センターに相談しましょう。
消費者センターではこうしたケースでの対処方法などの相談に応じるてくれて、相談員が事業者と交渉するなどのサポートを行っています。